「生活が苦しかった…このお金があれば」2クラス分の教材費約28万円を横領 57歳の男性教諭が懲戒免職 別クラスの担任もだます
2025年07月24日(木) 18時15分 更新

2025年5月、北海道北広島市の小学校で、2クラス分の教材費約28万円を横領したとして、57歳の男性教諭が懲戒免職となりました。
24日付で懲戒免職となったのは、北広島市の小学校に勤める57歳の男性教諭です。
北海道教育委員会によりますと、この男性教諭は2025年5月2日、保護者から集めた教材費27万6140円を横領するなどしたということです。
男性教諭から「教材費を失くしたからお金を貸してほしい」などと相談を受けた同僚が、不審に思って学校の管理職に報告したことで問題が発覚しました。
教材は希望者のみが購入するもので、男性教諭は自分が担任するクラスの教材費と、別のクラスの教材費を生活費に充てていました。
別のクラスの担任に対しては「自分がまとめて払う」と言って、教材費をだまし取っていたということです。
57歳の男性教諭は道教委の聞き取りに対し、「児童の信頼・関係者や道民の期待を裏切ってしまい大変申し訳ない。生活が苦しかった。このお金があれば払える」と話しているということです。
男性教諭は、すでに横領した金を全額弁済しています。