苫小牧信金に業務改善命令 子会社の違法業務を25年以上隠ぺい…理事による不正会計処理も
2025年05月10日(土) 10時15分 更新
北海道財務局は、経営管理体制などに問題があったとして、苫小牧信用金庫に業務改善命令を出しました。
信用金庫は原則として不動産関連業務を行うことはできませんが、苫小牧信金は子会社が法令に違反して不動産関連業務を行っていることを知りながら、その事実を一部の理事が1998年ごろから隠ぺいしていました。
また、苫小牧信金内でも2015年ごろから複数の物件の賃貸を行っていたほか、一部の理事が不正な会計処理を行っていました。
北海道財務局は、経営管理や法令遵守の体制に問題があるとして9日、苫小牧信金に対して業務改善命令を出しました。
苫小牧信金は、第三者委員会を設置して再発防止に努めるとしています。