【速報】コンビニ3人殺傷事件 刃物で次々と店員を襲った被告(45)の裁判員裁判「やむを得なかった」と起訴内容認める 犯行時、被告は「妄想型統合失調症」で刑事責任能力の程度が争点
2025年06月23日(月) 08時19分 更新

2024年2月、札幌市北区のコンビニエンスストアで店員3人を刃物で襲い、1人を死亡、2人に大けがをさせた男の裁判員裁判が札幌地裁で始まり、男は起訴内容を認めました。警察の任意同行に応じる被告(去年)
札幌市北区の無職宮西浩隆被告(45)は2024年2月札幌市北区のコンビニで店員3人をナイフで襲い、男性店員(当時40)を死亡させたうえ、店員2人に大けがをさせた殺人などの罪に問われています。警察に確保される瞬間の様子(視聴者撮影)
23日、札幌地裁で開かれた初公判で、宮西被告は白のワイシャツ、紺のパンツ姿で入廷し、「間違っている点はなかったです。やむを得なかったです」と起訴内容を認めました。初公判が開かれた札幌地裁(6月23日)
事件当日、防犯カメラに映る被告
この裁判員裁判では、犯行時に「妄想型統合失調症」だった宮西被告の刑事責任能力の程度が争点で、検察側は善悪を判断する能力が低下し、責任能力が限定的な「心神耗弱」の状態だったと主張する一方、弁護側は責任能力がない「心神喪失」の状態だったとして無罪を主張しています。送検される被告(去年)
コンビニエンスストアで店員3人が襲われた現場(札幌市北区・去年)