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函館線・森駅で運転士が出発合図を受けずに特急を発車…この“ルール違反”の報告も怠る 乗客乗員にけがなし JR北海道

2025年04月23日(水) 16時58分 更新

JR北海道
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 4月20日、JR函館線の森駅で、特急列車の運転士が出発合図を受けずに発車し、さらにその対応について報告していなかったことがわかりました。

JR北海道によりますと、4月20日午前11時半過ぎ、森町の函館線の森駅で、函館発札幌行きの特急「北斗9号」の運転士が、車掌からの出発合図を受けずに列車を発車させました。

本来、運転士は、車掌からの出発の合図を受けて発車させますが、この日の運転士は、乗降ドアが閉じた際に点灯する表示灯のみを確認し、車掌からの出発合図を受けずに発車させてしまったということです。

そのため、車掌が非常ブレーキをかけて、列車は約1メートル進んだところで停止しました。

乗客や乗員にけがはありませんでした。

この対応については、基本的な運行ルールが守られておらず、指令に報告すべき事案だったものの、運転士らは報告しないまま、運転を再開。

さらに、運転士は車掌に報告しない旨を伝え、そのまま運転を続けたということです。

その後、別の運転士からの報告で、今回の一連の対応が明らかになったということです。

JR北海道は「通常と異なる対応をした場合は、速やかに報告するよう指導を徹底する」としています。

北海道ニュース24