「電波を不正に利用した疑い」「罪を帳消しにするには金が必要」信じた60代男性が銀行窓口などから1690万円振り込む⇒不審に思い警察に相談し被害発覚
2025年05月01日(木) 09時12分 更新
特殊詐欺事件として捜査している江別警察署
4月30日、北海道江別市に住む60代の男性が、携帯電話会社や警察官を名乗る者から「電話が不正に使われている」などと言われ、現金1690万円をだまし取られました。
警察は、特殊詐欺事件として捜査しています。
警察によりますと、先月27日、江別市に住む60代男性の携帯電話に、携帯電話会社を名乗る者から「あなたの電話が犯罪に使われています」と連絡がありました。
続けて、警察官を名乗る者からも電話で「あなたが電波を不正に利用したほか、特殊詐欺グループに口座を提供した疑いがあり、その罪を帳消しにするにはお金が必要です」と連絡がありました。
その4日後の30日には、指定された銀行口座に金を振り込むよう指示する電話があり、話を信じた男性は、銀行の窓口などから3回に分けて、合わせて1690万円を振り込みました。
振り込んだ後に、不審に思った男性が警察に相談し、事件が発覚しました。
警察は、特殊詐欺事件として捜査するとともに「警察官や捜査機関などを装って現金を要求する電話は特殊詐欺です」と注意を呼びかけています。
【警察相談専用ダイヤル】♯９１１０