ホクレンがコメ農家に支払う概算金を前年比7割以上アップ 玄米60キロ当たり「ゆめぴりか」3万円、「ななつぼし」2万9000円など 農協への集荷を促す狙いか
2025年08月13日(水) 19時05分 更新
農協がコメを集荷する際に農家に支払う概算金について、ホクレンは道内の主力品種を大幅に引き上げることを決めました。
概算金は農協がコメを集荷する際に農家に支払う前払い金にあたり、毎年、収穫直前にホクレンが金額を決めています。
金額は公開されていませんが関係者によりますと、2025年産は玄米60キロあたりで「ゆめぴりか」は3万円、「ななつぼし」は2万9000円、「きらら397」で2万8500円で、いずれも前の年に比べ7割以上引き上げました。
長引くコメ不足を受け、農協以外の業者との集荷競争が激しくなっていて、概算金を引き上げることで、農協への集荷を促すねらいがあるとみられます。
引き上げに伴い、現在の店頭価格が値上がりする可能性も考えられます。
ホクレンは「集荷量を確保して、コメの安定供給に努めたい」としています。