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【日本ハム】2軍本拠地移転表明で地元・鎌ヶ谷市長「大変残念で、寂しく思っています」《コメント全文》1軍との距離問題でやむを得ず…新2軍本拠地は札幌圏に 2030年開業予定

2025年07月07日(月) 14時01分 更新

2軍施設完成イメージ図ⒸH.N.F
2軍施設完成イメージ図ⒸH.N.F

北海道日本ハムファイターズは7日、2軍の本拠地を千葉県鎌ケ谷市から北海道の札幌圏に移転する意向であることを発表しました。



現在、2軍の本拠地は千葉県鎌ケ谷市にある「鎌ケ谷スタジアム」ですが、1軍と2軍の距離など中長期的な「チーム強化」を理由に、北海道北広島市の「エスコンフィールドHOKKAIDO」に近い、札幌圏への移転を目指すということです。

鎌ケ谷スタジアム
この発表を受けて、鎌ケ谷市の芝田裕美市長は「移転意向表明に至ったもっとも大きな理由は1軍と2軍の距離がありすぎ、チーム運営に支障が出ていることとの説明を受け、やむを得ない部分があるのは理解していますが、私としては、今回の移転意向表明を受け、大変残念で、寂しく思っています」とコメントしています。

鎌ヶ谷市長(HPより)
一方、ファイターズは候補地として、札幌市、北広島市、恵庭市、江別市、千歳市、苫小牧市の6つの自治体とプロジェクトに関する情報交換をしていることを明かし、「エスコンフィールド」と新千歳空港とのアクセス面、行政との連携などの総合面で候補地選定をしていくということです。



関連施設はメインスタジアムのほか、サブグラウンド、室内練習場、選手寮を想定し、周辺には商業施設や住宅、宿泊施設の開発を検討しています。



新たな2軍本拠地は、2027年ごろまでに自治体と協議を進め、2030年をめどに開業予定です。

■鎌ケ谷市長 コメント全文
今回の球団による、移転意向表明にあたっては、球団の方から、直前に説明を受けましたが、大変驚きました。

ファイターズ鎌ケ谷スタジアムは1997年(平成 9年)3月に開業以来、28年余りにわたり、多くの選手が巣立ち、鎌ケ谷市の地域資源として、市民はもとより、多くのファイターズファンに愛されてきました。

そのような中、昨年7月に、移転報道がなされて以来、私としても、球団の役員の方に幾度もお会いし、スタジアムの存続をお願いしてまいりました。

移転意向表明に至ったもっとも大きな理由は1軍と2軍の距離がありすぎ、チーム運営に支障が出ていることとの説明を受け、やむを得ない部分があるのは理解していますが、私としては、今回の移転意向表明を受け、大変残念で、寂しく思っています。

ただ、球団との話し合いの中で、今後も球団と市との長い歴史を踏まえ、引き続き連携は強化、継続していくということで一致しました。

現在、球団と市は子どもたちに、エスコンフィールド体験など様々な経験をしてもらえるような新しい試みも始めようとしていますが、今後、両者で新たな歴史を作り上げていけるように取り組んでまいります。

北海道ニュース24