米軍基地問題をめぐり国と戦った知事2人の半生描く…映画『太陽(ティダ)の運命』佐古忠彦監督「2人を通して見えるのはこの国の姿」
2025年05月29日(木) 20時22分 更新
沖縄の米軍基地問題をめぐり国と戦った2人の県知事を描いたドキュメンタリー映画「太陽(ティダ)の運命」が、5月31日から、札幌で公開されます。
映画では、米軍の普天間飛行場の辺野古移設などをめぐり、国と激しく戦った第4代県知事の大田昌秀さんと、第7代県知事の翁長雄志さんの、2人のリーダーの半生が描かれています。
タイトルの「ティダ」とは「太陽」を意味する沖縄の方言で、古くはリーダーを示す言葉として使われていたものです。
豊富なニュース映像とともに、新たに撮影されたインタビュー映像などで構成されました。
監督は、長年沖縄を取材し、沖縄を題材にした映画が今回で4作目になるTBSの佐古忠彦さんです。
・ドキュメンタリー映画「太陽(ティダ)の運命」 佐古忠彦監督
「全国に47人知事がいるが、その中でも最も苦悩を背負って選択を常に迫られている存在に見えた」
・佐古忠彦監督
「この2人を通して見えるのは、政治のリーダーを描いているようだが、沖縄そのものの歩みでもあるし、この国の姿が見えてくる」
・佐古忠彦監督
「沖縄に行けば日本が見えるという言葉そのままに、民主主義のありよう、日本のありようを問うている」
ドキュメンタリー映画「太陽(ティダ)の運命」は、5月31日から札幌のシアターキノで、5月7日からは苫小牧のシネマ・トーラスで公開されます。