【知床観光船沈没事故』桂田社長の「過失はない」と会社側が主張 乗客家族らから約15億円の損害賠償訴訟で
2025年06月12日(木) 16時02分 更新
3年前、北海道知床沖で発生した観光船沈没事故の民事裁判で、運航会社の桂田社長は、当日の出航判断について「過失はない」との考えを示しました。
26人が死亡、行方不明になっている観光船『KAZUⅠ』の沈没事故の民事裁判では、乗客の家族らが、運航会社と桂田社長は「安全対策を怠った」として約15億円の損害賠償を求めています。
12日、札幌地裁で2回目の弁論が開かれました。
会社側は、事前に提出した書面で「死亡した豊田船長が正午までにウトロに帰港可能なコースを選択するものと考え、出航の中止指示を行わなかった」として、桂田社長の過失はなかったと主張しました。
次回の弁論は、9月4日です。