解禁日前に毛ガニを密漁 パトロール中の海保が不審な漁船2隻を発見、合わせて893匹約310キロ「獲りました」25歳~54歳の男4人を逮捕 北海道森町
2025年06月12日(木) 14時39分 更新

11日夜、北海道南部の森町で密漁した毛ガニを所持していたとして、森町の漁師の男4人が逮捕されました。
北海道漁業調整規則違反の疑いで逮捕されたのは、いずれも森町の漁師で、第三十五日東丸の船長、平井直人容疑者41歳と甲板員の平井翔英容疑者26歳、第八順宝丸の船長、富原博文容疑者54歳と甲板員の佐藤俊哉容疑者25歳の男4人です。密漁された毛ガニ(提供:函館海上保安部)
4人は、11日午後8時46分ごろ、森町の砂原漁港に係留した船に、知事の許可を得ずに獲った毛ガニを所持した疑いが持たれています。密漁された毛ガニ(提供:函館海上保安部)
函館海上保安部によりますと、当時4人は漁船2隻に分かれて乗っていて、日東丸には424匹(約151.6キロ)、順宝丸には469匹(157.9キロ)を所持していました。第三十五日東丸(提供:函館海上保安部)
第八順宝丸(提供:函館海上保安部)
付近をパトロールしていた海保の職員が、毛ガニが入った箱を積んだ不審な2隻を発見し、4人から事情を聴いたところ「獲りました」と密漁したことを認めたため、その場で4人を逮捕しました。
この日は、毛ガニ漁の解禁日前だったということです。密漁された毛ガニ(提供:函館海上保安部)
密漁された毛ガニ(提供:函館海上保安部)
海保は、4人の具体的な供述を明らかにしていませんが、販売目的で毛ガニを密漁したとみて詳しく調べています。