ドローンで上空から不審な動きを監視…サケ密漁を取り締まる新たな訓練実施 AI搭載ドローンで密漁対策 北海道天塩町
2025年06月17日(火) 15時40分 更新

13日、北海道天塩町では、ドローンを使って、上空からサケの密猟を取り締まる訓練が行われました。ドローンを使った密漁取り締まり訓練実施(13日 北海道天塩町)
天塩町サラキシの砂浜で行われた訓練には、警察官のほか、ドローン事業を行っている建設会社や漁協などの約30人が参加しました。建設会社の社員がドローンを操縦
訓練では、建設会社の社員がドローンを操縦して、上空からドローン搭載カメラとAI技術で、密漁しているとみられる人物や漁船を監視しました。地上のモニターでドローン映像を確認
上空からの映像は、地上のモニターで見ることができ、不審な動きや違法行為が確認されたら、警察に通報するという流れを確認しました。ドローン使用のメリットも
警察によりますと、ドローンを使った密漁の取り締まりで、これまで行っていた長時間の張り込みなどを省力化でき、夜間もドローンの赤外線カメラを使って監視できることから、メリットが大きいといいます。天塩警察署生活安全課 川崎志音警部補「上空から撮るというのは効果的な取り組み」
“トクリュウ”による密漁も増加傾向
天塩警察署生活安全課の川崎志音警部補は「上空から撮るというのは効果的な取り組み。近年は匿名・流動型犯罪グループ=トクリュウによる密漁も増えているので取り締まりを強化していきたい」と話していました。
北海道警は、ドローンを使った訓練を今後も継続的に行いたいとしています。