ハンターがヒグマに発砲するも…山へ逃げる 傷負った可能性も 中学校などでヒグマの目撃が相次ぐ北海道・初山別村
2025年08月23日(土) 22時48分 更新

23日朝、ヒグマが目撃され北海道初山別村で、その後、警戒していた猟友会のハンターがヒグマを発見、発砲しました。弾を受けたとみられるヒグマは、山の中に逃げたということです。
警察によりますと、23日午前9時15分ごろ、初山別村の真秀寺で掃除をしていた女性が、寺の北側にある神社の敷地にいるクマ1頭を目撃しました。
クマは体長1.3メートルほどで、通報を受けて警察が現場に着いたときにはすでに山の方に立ち去っていたということです。
その後、周辺を警戒をしていた猟友会のハンターが、午前10時すぎ、近くの初山別中学校の南東側にある田んぼにいるヒグマ1頭を発見。
ヒグマが中学校の北側の敷地内に移動したところで、ハンターが発砲しました。
現場で血痕などは確認されていませんが、弾は、ヒグマの臀部か後ろ脚に当たったとみられ、ヒグマは山の方向へ逃げ込んだということです。初山別中学校で目撃されたヒグマ(20日 教諭撮影)
初山別村では、20日と21日、初山別中学校の中庭などで、ヒグマが相次いで目撃されていて、猟友会などが警戒を強めていました。
警察や猟友会は、24日もパトロールをすることにしていて、住民に注意を呼びかけています。