【クマ駆除へ】「新聞配達員がクマに引きずられていった」男性がクマに襲われ死亡 警察はクマを駆除する方針で襲ったクマを捜索 北海道福島町
2025年07月12日(土) 08時29分 更新

12日早朝、北海道福島町で、男性がクマに襲われて死亡しました。
12日午前2時49分ごろ、福島町三岳で近くに住む男性から「新聞配達員がクマに襲われ、引きずられていった」と110番がありました。クマが出没した現場付近(12日・北海道福島町)
警察と消防、ハンターが捜索したところ午前4時41分に草藪の中で倒れている男性を発見し、男性はその場で死亡が確認されました。
現場の状況からクマに襲われたとみられています。男性は草藪の中で発見され、その場で死亡確認
警察は、男性の身元の確認を調べるとともに、クマを駆除する方針を固め、ハンターとともに男性を襲ったクマを捜索しています。警察とハンターが男性を襲ったクマを出動中
鳥獣保護管理法の改正で、9月から市街地でも特例で猟銃使用が可能になったことを受け、環境省は8日、具体的な手順などを示した「緊急銃猟(じゅうりょう)ガイドライン」を公表しています。
猟銃使用の条件は、次の4つ。
クマなどの危険鳥獣が…
①住居や道路など人の生活圏に侵入していること
②人への危害を防止する措置が緊急に必要であること
③捕獲などが銃猟以外の方法では困難であること
④銃猟によって人の生命身体に危害が及ぶおそれがないこと
これらの条件すべてを満たす場合に、市街地での発砲が可能になります。クマが出没した現場付近(12日・北海道福島町)
男性が見つかった現場は、グループホームの近くの草藪で、歩いて5分ほどの距離には小学校もあり、役場は付近住民へ防災無線などを使って注意を呼びかけています。クマが出没した現場付近(12日・北海道福島町)
福島町では2023年10月にも、山に入った男性3人がクマに襲われ、22歳の大学生が死亡しています。