刺し網漁船から「浸水している」とSOS⇒その後転覆“海水温9℃”船底につかまっていた71歳と42歳の父子を別の漁船が救助、2人は無事 北海道・根室港沖
2025年05月27日(火) 14時25分 更新

27日朝、北海道根室港沖で、根室漁協所属の刺し網漁船が転覆し、乗組員の男性2人が近くにいた別の漁船に救助されました。乗組員2人は、無事で命に別状はありません。
根室海上保安部によりますと、27日午前5時50分ごろ、根室港の北側9キロの沖合で、刺し網漁船の第三十一美加丸(1.1トン)から第1管区海上保安部に「浸水している」と無線で連絡がありました。
美加丸はその後、転覆し、乗組員の71歳と42歳の男性2人が船底につかまっていたところを、近くで無線を傍受した漁船に救助されました。
根室海上保安部によりますと、乗組員の男性2人は親子で、目立ったけがはなく命に別状ないということです。
転覆した美加丸は、他の船に根室港までえい航され、この転覆による油などの流出は今のところありません。
美加丸が転覆した当時、現場の海域は晴れで、南南西の風8メートル、波の高さは0.5メートル、気温12.9度、海水温が9度でした。
根室海上保安部は転覆した原因など当時の状況を調べています。