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長谷川岳参院議員を“特別扱い”か 北海道が“祝電”の取りまとめ「萎縮して祝電を送るべきと受け止めた職員もいた。適切でないため、今後は止める」

2024年04月19日(金) 16時30分 更新

 お礼のメールに続く特別対応なのでしょうか。
北海道は、自民党の長谷川岳参議院議員が参議院の特別委員会の委員長に就任した際、祝電を送るかどうか組織的に取りまとめていたと発表しました。

 北海道によりますと長谷川氏が去年10月、参議院の特別委員会の委員長に就任することが決まった際、北海道の東京事務所内で各部署に対してその情報を共有し、祝電を送る職員について取りまとめるメールを複数送っていました。

 その結果、鈴木知事を含む6人の特別職と23人の部長級職員が長谷川氏に祝電を送っていました。

 祝電は1通あたり604円で知事は公費、それ以外の職員は私費でした。

これまで、北海道が長谷川氏以外の議員に対してこうした祝電を取りまとめていたことはありませんでした。

北海道 総合政策部 清水茂雄次長
「それまでの長谷川議員とのやりとりから職員が委縮をして祝電を送るべきと受け止めた幹部職員がおりまして‥」

 メールでは祝電を送る時間帯や配達台紙の形状についても指示されていたほか、祝電を送ることを決めた職員のリストも共有され、事実上、職員に送付を促していたとも受け取れる内容でした。

北海道は「祝電を出すかどうかは個人の判断だった」とする一方、「特定の議員への祝電を依頼したと取られるような対応は適切ではないことから、今後は取りやめる」としています。