同じクマが出没か 生ごみのコンポストを破壊 周辺では菜園のスイカやメロンの食害など相次ぎ、役場は夜間外出控えるなど注意呼びかけ 北海道上ノ国町
2025年07月31日(木) 17時58分 更新
クマが住宅街の畑などを荒らす被害が相次いでいる北海道南部の上ノ国町で30日夜、今度は、生ごみをたい肥にするコンポストが壊されているのが見つかりました。同じクマによる仕業と見られています。
上ノ国町木ノ子地区の住宅横の畑です。
麻原衣桜 記者
「きのう午後10時半ごろ、家を訪れた人が物音を聞き、外をライトで照らしたところ、体長1.5メートルほどのクマ1頭がいるのを目撃しました」
家を訪れた人は、すぐにその場を離れ、けがなどはありませんでしたが、クマがいた場所では生ごみをたい肥にするプラスチック製のコンポストが壊されているのが見つかりました。
上ノ国町木ノ子地区では、30日夜の目撃以外に先週の22日と23日、それに25日には約150メートル離れた別の畑のスイカが狙われたほか、22日に住宅の網戸が壊され、窓ガラスが割られているのが見つかっています。
上ノ国町では、29日木ノ子地区に頻繁に出没しているクマとは別のクマが箱わなで捕獲され、駆除されたばかりです。
町は、相次ぐクマの出没に対し住民に早朝や夜間などの不要な外出を控え、家庭菜園でのスイカやメロンなどの栽培をやめるよう呼びかけています。