コメの減反政策“転換”の可能性に北海道 鈴木直道知事 生産者と消費者の双方の納得が必要との見解示す
2025年06月06日(金) 21時09分 更新
依然として高止まりしているコメの価格。令和の米騒動の終りはまだ見えていませんが、そんな中、スーパーの店頭で幅を効かせ始めたのは輸入米です。
6日、福岡県のスーパーの店頭にずらりと並んだのは輸入米です。
流通大手のイオンは、アメリカ・カリフォルニア産のカルローズ米の販売を6日から始めました。
この店では、4キロで税込み2894円です。
・客
「1回食べたことがあるので、普通においしいので」
北海道にはいつやってくるのか。イオン北海道はHBCの取材に「販売時期は調整中」と回答しています。
一方、小泉農水大臣は、価格を抑えるために備蓄米が底をついた場合、海外からの緊急輸入も検討すると表明。
備蓄米に加えて、輸入米も出回りだし、その量が増える可能性もあることについて、北海道の鈴木直道知事は…。
・鈴木直道知事(6日午後2時)
「北海道は一大コメの産地。全国2位ですけども、道産米を食べている人の割合も非常に高い。地域で消費していることから、安定的な形で生産も推移している」
また、生産量を確保するために、コメの値崩れを防ぐ目的で行われている生産調整を緩和、もしくは撤廃を目指す動きについて問われると。
・鈴木直道知事(6日午後2時)
「(生産者か消費者)どちらかだけが納得することだと、コメの買い控えだとか生産者が再生産可能ではない形で価格形成されてしまう」
コメで騒動が起きないために、私たちを含むすべての当事者が納得できるシステム作りが急がれます。