流氷観光船「ガリンコ号Ⅱ」万感のラストクルーズ「愛された船なんだな」と船長…28年間に91万人をオホーツク海に誘う 北海道紋別市
2025年04月29日(火) 19時26分 更新
北海道紋別市の流氷観光船「ガリンコ号Ⅱ」が29日、最後の運航を行いました。市民や観光客に惜しまれながら、28年の歴史に幕を閉じました。
午後2時半、「ガリンコ号Ⅱ」は最後の運航を迎え、紋別港を出発しました。
これまでに乗船した人は、およそ91万人に上ります。
1997年に就航したガリンコ号Ⅱ。
28年間にわたって、流氷で埋めつくされるオホーツク海を突き進む流氷観光船として親しまれてきましたが、老朽化のため、29日の運航を最後に引退します。
最終便は波が高かった影響で、港内のみの運航となりましたが、32人の乗客がクルーズを楽しみました。
最後の運航に船長は…。
船長
「遠くから来てくれるお客さんもいるので、愛された船なんだなと思います」
運営会社によりますと、今後は「ガリンコ号Ⅲ」1隻のみで営業を続け、「ガリンコ号Ⅱ」は解体する方針だということです。