災害に備えて“防災下着”を 「心の安心にもつながる」女性下着メーカーが呼びかけ 約84%の女性が「下着の準備なし」
2025年06月12日(木) 16時02分 更新
大雨や大地震など道内でも起こりうる大きな災害。
しかし、支援物資は、食料が優先されるため、すぐに手元に届かないのが女性用の下着です。
時崎愛悠記者
「さっぽろ東急百貨店の一角です。こちらのディスプレイには、防災下着という文字が書かれています」
12日から期間限定でオープンしたのが、その名も『防災下着』のコーナーです。
夜、寝ていても締め付け感が少ない女性用の下着。
洗濯しても渇きやすいメッシュ素材で、干しても目立たないよう見た目もシンプルです。
さらに…。
時崎愛悠記者
「カバンにコンパクトに収まるサイズまで畳むことができます」
防災バッグに下着も備えてほしい。
そう呼びかけるのは、大阪の下着メーカーHEAVENJapanです。
HEAVEN Japan 広報担当 梅井佑希子さん
「以前、被災地に行ったときに下着が欲しいと要望があった。そのあとは(下着の)物資提供をしている」
ヘブンジャパンが顧客に行ったアンケートでは、約84%の女性が「下着を準備していない」と答えています。
HEAVENJapan広報担当 梅井佑希子さん
「(下着は)物資提供として届くのにどれくらい時間がかかるのかわからないし、誰かと一緒に使えるものでもないので、ご自身で備えておいてもらうことで、心の安心にもつながる」
さらに、この防災下着。
野菜の水を切る『サラダスピナー』を活用すると素早く脱水ができ、清潔に保つことができます。
大地震や大雨。いつ起きるかわからない災害。
普段、身に着ける下着も、防災の意識を忘れないで欲しいと話します。
この防災下着のコーナーは、さっぽろ東急百貨店の1階に18日まで開設されています。