札幌・大通公園の名物「とうきびワゴン」に密着 どんな人が?どんな思いで?お客さんの声に耳を傾けてみた
2025年07月14日(月) 18時57分 更新
札幌・大通公園の名物とうきびワゴン。どんな客が?どんな思いで?買い求めるのか、1日密着しました。
・金城茉里奈アナウンサー
「大通公園にやってきました。大通公園の夏といえば…とうきびワゴンです」
札幌市民はもちろん、観光客に絶大な人気を誇る、大通公園の名物はどのようなお客さんが買いに来るのでしょうか。とうきびワゴンに1日密着しました。
午前9時。とうきびワゴンがオープン。開店直後にはどんなお客さんが?
・宮城県から旅行で来ていた夫婦
「ホテルから出てきてて帰るところ。散策して帰る」
「今回が4回目の夫婦旅」
「1回目が金沢、2回目が島根、3回目が宮崎、4回目が北海道」
・群馬県から旅行で来ていた男性
「ゴルフ前に腹ごしらえ」
・東京から旅行で来ていた親子
「ずっと食べています。気に入っちゃって」
「北海道を満喫したいなと思って」
・大阪から旅行で来ていた女性
「たまたま二条市場行こうとしてたらあって、急遽食べ始めたみたいな」
「衝動買いで、めっちゃ美味しいです。脳天突き抜けた」
・金城アナ
「午前10時30分。テレビ塔の真下にやってきました。こちらでは何やら作業をしているということですが、山盛りのとうきびがここにあります。こちらでとうきびワゴンの皮むき作業を行っています」
時間は正午。太陽が出てきて気温が上がり、鉄板の前で暑さと闘いながら焼いていく販売員さん。
近年の猛暑で売り場の温度は60度にもなるため、今年からクーラーを導入したそうです。
そんな暑い中、買いにくるお客さんも。
・東京から出張できていた女性
「じめじめが東京はすごいので、この暑さなら全然快適」
・大阪から旅行で来ていた夫婦
「大阪に比べたら、全然涼しいし爽やか」
道外からの旅行客は、北海道の暑さはものともしないようです。
大通公園のとうきびワゴン。歴史は、明治の中頃に平岸村の農家が売り始めたといわれており、石川啄木が短歌の題材にするほど、地元の名物となりました。
・金城アナ
「とうきびについている爪楊枝を芯に刺すと持ちやすくなるようですよ。香ばしいいい香り」
やきとうきびの味付けは自家製の醤油ダレ。“日高昆布のだし醤油”に、北海道の“てんさい糖”を加えています。
・金城アナ
「さらに、このタレの隠し味に大通公園に関係するあるものが入っているんです。わかりますか?実は近隣でとれたハチミツが入っているんです」
テレビ塔横のビルには蜂の巣箱があり、大通公園周辺の花の蜜を集めたハチミツが作られているんです。味はもちろん、地元の素材を使うことにこだわっています。
1日密着時間は夕方、この時間帯のお客さんは?
・福岡から旅行で来た家族
「小樽の方を回って、こちらにまた来ました」
・江別市から来た客
「1日中授業で、終わってから来た感じで」
・岡山から旅行で来た家族
「岡山と新千歳の直行便がこの時間しかなくて、午後2時ごろに新千歳に着いて札幌のホテルにチェックインして今。ここからです」
これから旅のスタートという方も来ていました。
そして午後7時。この日のとうきびワゴンは店じまいを迎えました。
・ワゴンの店員
「(おいしいって言ってましたよ)ありがとうございます。それを言われるのが一番うれしいです」
密着したこの日は合計650本を売り上げたそうです。
さらに、毎月10日は”とうきびの日”として、とうきびが1本300円のサービスデーになっているんです。
皆さんとうきびワゴンで夏を楽しむのもいかがでしょうか?