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【ヒグマ目撃】中学校周辺で出没相次ぐ北海道初山別村 23日は中学近くの神社の敷地で目撃 山方向へ立ち去る 

2025年08月23日(土) 15時54分 更新

初山別村の中学校で目撃されたヒグマ(20日 教諭撮影)
初山別村の中学校で目撃されたヒグマ(20日 教諭撮影)

 中学校の周辺でヒグマの出没が相次いでいる北海道初山別村で、23日午前にも、ヒグマ1頭が目撃されました。

23日午前9時すぎ、初山別村の真秀寺で清掃作業をしていた檀家の女性が、寺の北側にある神社の敷地にいるクマ1頭を目撃しました。

クマは体長約1.3メートルで、通報を受けて警察が現場に着いたときには、すでに山の方に立ち去っていたということです。

周辺で、クマの痕跡はみつかっていません。

初山別村では20日に、初山別中学校の中庭を歩く体長約1.5メートルのクマ1頭を教諭が撮影しました。

初山別村の中学校で目撃されたヒグマ(20日 教諭撮影)


当時、校内では生徒18人が授業を受けていましたが被害はありませんでした。

また、21日には、中学校の裏手の林で、パトロール中のハンターが体長1.3メートルほどのクマ1頭を目撃しています。

今回クマが目撃されたのも、中学校から直線距離で100メートルほどの場所でした。

警察は、連日出没しているクマと同じ個体の可能性があるとみて、パトロールを強化しています。

中学校では、25日に裏手の林との間に電気柵を設置するほか、見守り登校や部活動中止の継続などを検討しているということです。

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