物価高騰の波は動物園にも…年間のエサ代約6900万円 「コープさっぽろ」が規格外のリンゴとバナナを毎月無償提供へ 札幌市・円山動物園
2025年07月29日(火) 19時00分 更新
29日の札幌市円山動物園です。
おいしそうにバナナを頬張っているニホンザルにも、物価高騰の波が直撃しています。
ニホンザルに振る舞われたのはリンゴとバナナあわせて4キロ。
大好物を前に思わず「ウッキウキ」です!
円山動物園では、約30社の問屋から動物のエサになる野菜や肉を購入していますが、物価高騰の影響で仕入れ価格は右肩上がりに…。
2024年のエサ代は約6900万円かかりました。
そこで、動物園から相談を受けた「コープさっぽろ」が、取引先の企業に声をかけたところ、「規格外」の果物の処理に困っている農家がいることがわかり、毎月「規格外」のバナナ約250キロとリンゴ100キロから150キロほどを無償で提供することを決めました。
札幌市円山動物園 白水彩園長
「(寄付は)非常に私たちとしては感謝してもしきれない。(果物は)みんな大好きなんですよね。ご褒美に使うくらいですので」
「コープさっぽろ」では今後も、ほかの果物や野菜の支援を検討しているということです。