【五月病の対処法】精神科医・香山リカさん「ペースダウンして、できない部分があってもこれでいいんだ」自分を受け入れる
2025年05月06日(火) 16時36分 更新
7日からの平日に向けて気持ちの切り替えが難しいという人も。連休明けなどに心身の調子を崩してしまういわゆる「五月病」。精神科医の香山リカさんに具体的な対処法を聞きました。
◆街頭の声
「行きたくないですね。今年は特に嫌ですね。子どもが遊べるようになって離れるのがやっぱり」
「11連休だったんですよ。ちょっと憂うつ。休み明けなのでつらい」
就職情報大手のマイナビによる調査では、ゴールデンウイークの後に「仕事のモチベーションが下がる」と答えた人はおよそ6割にのぼりました。
心身に不調をきたすいわゆる「五月病」について、精神科医の香山リカさんは…
◆五月病になる理由と対処法
・精神科医 香山リカさん
「5月の大型連休で少しゆっくりして、そこで一気に気が抜けてしまって、4月の積み残してきたストレスが一気に出てしまう。それが心身の不調につながるのを『五月病』と俗に呼ぶ」
「すごく意気込みはあるんだけれども、体がついていかないとか、意欲がついていかないことで空回りしてしまう人が結構います」
香山さんは調子を崩した場合、「エネルギーを注ぎ過ぎて不調になっているので、まずはペースダウンしてみてほしい」とアドバイスしています。
そこで、香山リカさんに具体的な対処法を聞きました。
【対処法】
▼エネルギーを注ぎ過ぎて不調になっているので、まずはペースダウンして、力を抜いてみること
▼自分で掲げる目標も少し控え目にして、もしできない部分があってもこれでいいんだと自分を受け入れる
▼また子どもの調子がすぐれないときは、親や周りの大人が「一生懸命頑張っているからゆっくりやろう」と褒めたり評価したりしてあげることが効果的
自分のペースを大切に、軽やかな気持ちで明日を迎えられるといいですね。