無許可開発「ノースサファリ」に補助金返還を求めている札幌秋元市長「期限までに納付を」運営会社は“法令違反に当たらない”返還命令取り消し求め提訴方針
2025年08月26日(火) 18時37分 更新
市街化調整区域での無許可開発が問題となっているノースサファリサッポロについて、補助金の全額返還を求めている札幌市の秋元市長は、返還期限を遵守するよう運営会社に求めました。
ノースサファリサッポロの運営会社は2023年、宿泊施設を新設する目的で国から6000万円、札幌市から750万円の補助金を受けています。
しかし、国は都市計画法に違反しているとして、運営会社に全額返還を命じ、札幌市も8月22日、補助金の取り消しと全額返還を求める文書を送りました。
これに対し、運営会社は、補助金を活用したトレーラーハウスは建築物ではなく都市計画法の違反にはあたらないとして、国と札幌市に返還命令の取り消しを求めて訴えを起こす方針です。
こうした動きに、札幌市の秋元市長は。
札幌市 秋元克広市長
「(運営会社の)サクセス観光からのなんらか反応は市のほうにはない。期限までに納付がなければ、債権管理というような形で督促するというような手続きになる」
運営会社は9月末に閉園するとしていますが、市は動物の移動状況などを引き続き注視していくとしています。