『金曜日だけ営業』のとんかつ店 札幌の個室サウナの一角で4種のカツスパ60食限定 本店がある十勝に訪れる人が増えることを願って“出張開店”
2025年06月20日(金) 18時26分 更新
札幌市に金曜日しか営業しない「とんかつ店」があります。ボリュームたっぷり、大満足のメニューの裏に、地元を思うオーナーのでっかい思いも隠されていました。
サクサク、ジューシーに仕上がったロースカツ。このままでも十分おいしそうですが…。
出てきたのは、アツアツの鉄板。
ここに、ゆでたてのパスタ、そして、ロースカツ。特製ミートソースに、2種類のチーズをたっぷりとかければ…。
お店自慢の「カツスパ」です。
・馬場佑里香記者
「お肉が分厚いのですがすごく柔らかくて、噛めば噛むほど口の中に肉汁が広がってとっても美味しい」
・みしな 宮間史明社長
「パン粉も細かいものを使っているので、油を吸う量が少ないので、女性でもあっさり美味しく食べられるのが魅力だと思う」
このカツスパ、毎日味わうことはできません。
4月にオープンした「金曜日のみしな」はその名の通り、金曜日だけの営業です。
今は、宮間さんの知人が経営する札幌の個室サウナの一角を間借りしているため、仕込みの時間が限られ、メニューはカツスパ4種類、60食限定です。
そんなおいしい情報を聞きつけ、毎週金曜・午前11時のオープンには続々と客が訪れます。
・客
「ボリュームも味も最高!」
・客
「一回目は帯広の方のお店に。札幌でも食べられるのを知って嬉しくて」
このお店、本店は十勝の清水町にある「とんかつのみしな」。
さらに。
・店員
「当店人気の生イチゴワッフルになります」
ソフトクリームのほか、自慢のとんかつをはさんだカレーパンが楽しめるベーカリーを去年オープン。
「とんかつのみしな」の社長でもある宮間さんは新たな業態にチャレンジしています。
毎週自ら札幌に出向いて腕を振るう宮間さんが「金曜日のみしな」に隠された狙いを教えてくれました。
・みしな 宮間史明社長
「本店に行ってみたいという気持ちになっていただきたいので、なっていただいた先に、十勝に訪れる人が増えるというのが一番最大の僕の目標」
札幌でも名店にしてふるさとに貢献したい。若き経営者のチャレンジが続いています。