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“半袖・短パン”軽装のイギリス人男女ペアが羊蹄山(標高1898m)へ「寒くて避難小屋に向かえない」英語でSOS、雪が残る9合目で発見《緊迫の救助映像》

2025年05月19日(月) 20時55分 更新

13日夜、北海道の羊蹄山(標高1898m)に登山していたイギリス人の男女2人が山頂付近で寒さのため動けなくなり、警察のヘリコプターで救助されました。当時、2人は半袖や短パン姿で軽装でした。

救助されたのは、イギリスから観光で来日していた30歳の男性と29歳の女性です。



警察によりますと、2人は13日午前10時半ごろ、北海道後志地方の羊蹄山に入山しました。



しかし入山から約7時間半後の午後6時すぎ、男性から「羊蹄山を登山中、寒くて避難小屋に向かえない」と警察に英語で通報があり、警察はGPSの情報などをもとに2人を捜索。



通報から約1時間たった午後7時20分ごろ、警察は9合目付近で2人を発見し、ヘリコプターで救助しました。



当時、男性は薄手のジャンパーにハーフパンツ、女性は半袖シャツに長ズボンの軽装で、2人ともウォーキングシューズでした。



男性は登山の経験があるものの、女性は登山初心者で、2人とも防寒具は持っていなかったということです。

女性は、救助後に病院に運ばれましたが、命に別状はないということです。



この日の羊蹄山周辺は晴れていたものの、現場にはまだ雪が残っていて、風もあり冷え込んでいました。



羊蹄山は山開き前で、2人は入山届を出していませんでした。

羊蹄山(資料・3月)
警察は、登山をする時には防寒具を携帯し、無理のない登山計画を立てるよう呼びかけています。

北海道ニュース24