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無許可開発「ノースサファリサッポロ」が国道沿いに新たな看板 9月30日閉園までの設置を札幌市が許可 運営会社は補助金返還命令の取り消し求め提訴方針

2025年08月22日(金) 18時04分 更新

無許可開発の問題が発覚し9月末の閉園を発表している札幌市の民間動物園ノースサファリサッポロが国道沿いに新たな看板を設置することがわかりました。

熊谷七海記者
「国道230号線沿いにあるのが、こちらノースサファリサッポロの新しい看板です。塗装作業などが終わり近く看板の設置が予定されています」

札幌市によりますと、新たな看板は国道230号沿いの民有地に設置される予定です。



札幌市は、条例の基準に適合しているとして19日付けで設置を許可しました。



土地所有者
「廃業したホテルの看板があったので、とれそうだったので(撤去した)後いいですか?ということで」



ノースサファリの看板をめぐっては、国道沿いに複数の無断設置が発覚し、2月に一斉撤去していました。



新たな看板の設置許可期限は、閉園を発表している9月30日までです。



一方、札幌市はノースサファリサッポロの運営会社に対し、22日付けで補助金の取り消しと全額返還命令を決めました。



運営会社は、宿泊施設を新設する目的で国と札幌市の補助金あわせて6750万円を受給していました。



しかし、国が都市計画法違反にあたると補助金の取り消しを決めたため札幌市も追随した形です。



一方、運営会社の代理人弁護士は国と札幌市に返還命令の取り消しを求め裁判を起こす方針です。

北海道ニュース24