ニュース

Official Account

特急列車が線路上の缶2個に接触 列車の接近に気づいた作業員が緊急避難する際に取り残す けが人なし JR北海道

2025年06月29日(日) 09時21分 更新

特急列車が接触した鉄製の缶(提供:JR北海道)
特急列車が接触した鉄製の缶(提供:JR北海道)

28日午前、北海道八雲町のJR函館線の野田生駅構内で、特急列車が線路内に取り残された鉄製とプラスチック製の缶2個と接触するトラブルがありました。

JR北海道によりますと、28日午前11時すぎ、JR函館線の野田生駅構内で、函館発札幌行きの特急北斗が線路に取り残された鉄製とプラスチック製の缶2個と接触しました。

特急北斗(資料)
接触した缶は、鉄製が重さ約1.2キロ、プラスチック製は0.8キロで、それぞれに鉄製のピンが約30本ずつ入っていました。

当時、現場付近では、作業員2人が線路際に草が生えないように防草シートを敷設する作業を行っていて、列車が来ることを認識していなかった2人が、列車の接近に気づいて緊急避難した際、缶を取り残してしまったということです。

特急列車が接触したプラスチック製の缶(提供:JR北海道)
このトラブルによる特急列車の乗客200人超にけが人はありません。

JR北海道は、接触した缶は列車に比べて非常に軽量のため、脱線する危険はなかったとしています。

JR北海道では、25日にも別の場所で、作業員が残した器具に貨物列車が接触する事案が2件相次いで起きていました。



JR北海道は「注意喚起をしていたにもかかわらず、同様の事象を発生させたことを重く受け止め、お客様や関係者に深くお詫びするとともに、再発防止に向けて取り組んでいく」とコメントしています。

北海道ニュース24