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新型コロナの影響 路上生活者増加か 北海道札幌市

05月19日(火) 20時02分 更新

 長引く休業要請で失業者、そして路上生活者が増えることが心配されています。札幌のボランティア団体が、実態を把握するために続ける「夜回り」に同行すると、厳しい実態が見えてきました。

 先週土曜日の夜、JR札幌駅前に、ボランティア団体、「北海道の労働と福祉を考える会」のメンバーが集まりました。
 この日行われたのは、ホームレスと呼ばれる路上生活者に、パンや飲み物を配って歩く「夜回り」という活動です。

 「マスクいる?」(支援団体)
 「マスクいる」(男性)
 「マスクきょうは5枚ほど」(支援団体)
 「いいんですか?すみません」(男性)

 マスクを受け取った60代の男性は、30年以上、路上で生活を続けてきました。感染予防に欠かせないマスクもボランティアの支給が頼りです。

 「みんな、マスクしていなかったり、してても汚れていたり、落ちたのを拾って洗って使っている人もいた」(支援団体・近藤良明さん)

 国は、路上生活者でも、一律10万円の特別定額給付金を受け取れるよう、自立支援センターなどを住所として登録できるように自治体に通知しました。しかし、こうした情報はあまり知られていません。

 「(給付金は)もらえないと思うよ。だって俺、部屋もないし…」(男性)
 「シェルター(一時保護施設)の住所を届け出れば、給付するとなっている。ぜひ具体的にしてみたらいいよ」(支援団体・近藤良明さん)
 「うん…行ってみる」(男性)

 外出自粛が呼びかけられる中、「夜回り」は、感染拡大を防ぐため、参加人数を減らしています。活動は、縮小を余儀なくされているのが現状です。

 「ふだん見かけない若い人(路上生活者)をよく見かける。新型コロナの影響だと思う」(支援団体・近藤紘世さん)
 「仕事がなくなった人がたくさんいる。そういう人たちに支援がつながる仕組みをつくれたらと思う」(支援団体・近藤良明さん)

 ボランティア団体は、支援が行き渡るように路上生活者の「夜回り」を続けていきたいと話しています。

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