PC使用中「ウイルスに感染した」⇒電話するとカタコトの日本語で「口座が危ない。残高はありますか」信じた60代女性が預金全額約1700万円詐欺被害に
2025年05月29日(木) 14時04分 更新

28日、パソコン画面に表示された「ウイルスに感染した」というメッセージをきっかけに、北海道上川地方に住む60代の女性が約1700万円をだまし取られました。
警察によりますと、上川地方に住む60代の女性が28日、自宅のパソコンでFacebookを閲覧中、画面に表示された広告をクリックしたところ「ウイルスに感染した」という表示と警告音が鳴り、電話番号が表示されました。
女性が表示された番号に電話をかけると、マイクロソフト社の社員を名乗るカタコトの日本語を話す人物から「インターネットバンキングの口座が危ない。残高はありますか」などと言われました。
話を信じた女性は、相手に銀行口座のIDとパスワードを教えてしまいました。
女性は電話を切った後、再度、電話かけるもつながらず、口座を確認すると預金のほぼ全額の約1700万円が引き出されていて、警察に通報しました。
警察は、特殊詐欺事件として捜査しています。
また警察は「相手からインターネットバンキングのIDやパスワード」を聞かれた場合は詐欺を疑い、警察に相談してください」と呼びかけています。