「1発ヒットして倒れた」きっかけは交通トラブル?顔面殴打された65歳男性、死因は“脳挫傷”と判明 警察「暴行と矛盾なし」75歳男を傷害致死容疑も視野に捜査
2025年05月24日(土) 17時02分 更新

21日午後、札幌市白石区の歩道で、75歳の男に顔面を殴られ、搬送先の病院で死亡した69歳の男性の死因は、脳挫傷であることがわかりました。
札幌市清田区のタクシー運転手、近江保夫容疑者(75)は21日、札幌市白石区栄通12丁目の歩道で、札幌市北区の会社役員、岡本幹男さん(69)の顔面を殴り、けがをさせた疑いで23日検察庁に身柄を送られました。送検される近江保夫容疑者(75)(23日・札幌白石警察署)
岡本さんは、意識不明の重体で、病院で治療を受けていましたが23日に死亡し、その後司法解剖の結果、死因は、後頭部を強く打ったことによる脳挫傷と判明しました。
警察によりますと、2人は当時、それぞれの車を運転中に何らかのトラブルになり、近江容疑者は赤信号で停車中に車を降りて犯行に及んだということです。
近江容疑者は、勤務時間外でした。逮捕直後の取り調べで「1発ヒットして相手の男が倒れた」と供述
逮捕直後の取り調べに対し、近江容疑者は「1発ヒットして相手の男が倒れた」と話し、容疑を認めているということです。事件現場(22日・札幌市白石区)
警察は、近江容疑者と岡本さんがトラブルになった経緯など当時の状況を調べるとともに、「死因と暴行との因果関係に矛盾がない」として傷害致死の疑いも視野に捜査を進めるとみられています。