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北海道・新千歳空港の駐車料金が3倍に値上げへ 10月から24時間1200円⇒3500円、これまでは安すぎた料金で混雑を招いていた?

2025年09月09日(火) 17時26分 更新

新千歳空港を管理・運営する北海道エアポートは、10月から空港の駐車場料金を24時間1200円を3500円に、一気に3倍に値上げすることを発表しました。



新千歳空港には現在、約5500台分の駐車場があります。

しかし、混雑時には駐車場に入ることができない車の長い列ができていました。



そこで、空港を管理・運営する北海道エアポートは、駐車場料金を値上げして車の利用者を抑えたいと説明します。



空港ターミナルに直結するAB駐車場は、2時間まで「300円」を「1000円」に。

24時間で「1200円」を「3500円」と一気に3倍に値上げします。

空港駐車場の混雑の背景には、24時間=1200円という料金が「JR」や「空港バス」の札幌の往復料金よりも割安のため、ピーク時には「24時間利用者」が全体の3割を占めているのです。

さらに、短時間の駐車場の利用者のために新たな整備も始めます。

混雑が常態化している新千歳空港のAB駐車場
年内には、新たに臨時駐車場のDを整備し、まずは1000台分のスペースを確保することにしています。

料金のかからない1時間未満の利用を想定していますが、具体的な運用方法は検討中です。

さらに、今あるAB駐車場に、新たな立体駐車場の整備も計画していて、利用状況を見ながら規模を決めることにしています。

空港駐車場の混雑が最も激しくなるのは、農作業がひと段落する農閑期の10月と11月です。

新千歳空港の駐車料金値上げは、10月10日です。

北海道ニュース24