【JR北海道】グループ全体の2024年度決算は482億円の営業赤字 鉄道利用増加で17億円圧縮も、設備修繕や除雪費用かさむ
2025年05月09日(金) 18時05分 更新
JR北海道グループの2024年度の決算は、本業の儲けを示す営業損益が482億円の赤字でした。
鉄道収入は好調だったものの、物価高騰や大雪への対応で費用負担が大きくなったためと説明しています。
JR北海道グループ全体の2024年度の決算は、売り上げにあたる営業収益が1560億円で、前年度より82億円の増収となりました。
一方で、本業の儲けを示す営業損益は482億円の赤字で、前の年度より17億円圧縮しました。
国内外からの観光客が増加し、鉄道の利用が伸びましたが、老朽化した設備の修繕や、大雪に見舞われた空知地方や十勝地方の除雪費用が増えたということです。
一方で、相次ぐ事故や社員の不祥事への対応については…。
JR北海道・萩原国彦常務
「安全の確保が大前提という思いは、しっかり持たせていただきたい」
JR北海道の萩原常務は、「収入を着実に積み上げて、安全確保や修繕費の確保につなげたい」と述べました。