台湾系ロケットが北海道大樹町の“宇宙港”で7月6日に打ち上げへ 海外ロケット企業による日本国内での打ち上げは初 打ち上げミッションは高度100キロの宇宙空間到達
2025年06月27日(金) 16時05分 更新
北海道から宇宙へ。この迫力の打ち上げが4年ぶりに見られそうです。
大樹町にある宇宙港、「北海道スペースポート」です。
7月6日、ここから国内初となる海外のロケットが打ち上げられることが発表されました。
打ち上げが予定されているのは台湾系ロケット開発企業「jtSPACE」社が開発するロケット「VP01」。
長さ12メートル、電信柱ほどの大きさで、将来、人工衛星を地球の周回軌道に投入できるロケットを目指しています。
今回の打ち上げミッションは高度100キロの宇宙空間到達です。
海外のロケット企業による日本国内の打ち上げは初めてとなります。
jtSPACE・ クリストファー・ライ宇宙開発室長
「外国の会社が日本に来て、打ち上げするのは歴史的な前例がないことなので、一歩一歩、丁寧に進めて打ち上げに臨みたい」
宇宙の街として海外からも注目される大樹町。
先週、ホンダが民間では国内初のロケットの離着陸実験に成功。
今回、4年ぶりのロケット打ち上げに町長も熱い視線を送ります。
大樹町・黒川豊町長
「久々のロケット打ち上げで期待していますし、今後も新しいロケットができて、日本の宇宙開発が進むことを期待しております」
打ち上げ当日は、宇宙港の滑走路が一部解放され、誰でも観覧できるということです。