ヒグマの食害か「全部荒らされた」家庭菜園のスイカやトウモロコシが食い荒らされる 現場には約20センチのクマの足跡 北海道江差町
2025年07月24日(木) 14時49分 更新
24日朝、北海道江差町で、家庭菜園のスイカやトウモロコシが食い荒らされているのが相次いで見つかりました。
クマによる被害とみられます。
赤く熟れたスイカ。潰されて、果肉が無残に食い荒らされています。
24日午前4時半すぎ、江差町椴川町で家庭菜園が荒らされているのを所有者の女性が見つけました。
警察が確認したところ、長さ約20センチのクマの足跡が残されていたということです。
家庭菜園を所有する女性
「(スイカは)20個くらいはあった。それが全部(荒らされた)」
「あした取ろうとおもってたの。夕べ、1個だけ持って帰った」
さらに15分後には…。
麻原衣桜記者
「およそ100メートル離れたこちらの住宅の家庭菜園では、育てていたスイカがほぼすべて食べられてしまったということです。坂を上るとスイカが食い荒らされた跡が残っています」
警察によりますと、2か所あわせてトウモロコシ10本、スイカ30個以上の被害が出ました。
町内では23日もクマの目撃がありました。
また、隣の上ノ国町では、22日と23日の早朝、畑が荒らされ、町全域に「ヒグマ注意報」が出されています。
江差町と警察は、ハンターの巡回や箱罠の設置を検討するなど、警戒を強めています。