56回目の全道戦没者遺族大会 高齢化による会員減少が課題も、遺族ら約200人が参加 北海道旭川市
2025年06月04日(水) 16時31分 更新
今年は戦後80年です。
北海道旭川市では4日、全道戦没者遺族大会が開かれました。
56回目を迎えた戦没者遺族大会には、全道から遺族ら約200人が参加しました。
遺族会は高齢化による会員減少が課題で、大会では組織継続のあり方についても意見が交わされたほか、遺族が自分の戦争体験を語りました。
北海道連合遺族会 石狩地区女性部 永地弘子部長(83)
「母は受け取った(父の行方不明を知らせる)封筒を見て、すぐにその場で崩れ落ちたことは覚えています」
「(父は)必ず帰ってくると信じ、母は10年だけでもと、待つ思いで毎日祈り泣きながらも我慢していました」
これに先だって、会場では長年にわたり戦没者遺族の救援にあたった人たちに、鈴木知事から感謝状が贈られました。