母の日決戦『女だけの相撲大会』全国から59人の力士出場 過去2回準Vの彩聖丸(27)が横綱に 賞金10万円米10キロなど獲得「親に恩返しできたら…」北海道福島町
2025年05月12日(月) 18時54分 更新
相撲の魅力は全力でぶつかり合う迫力ですが、母の日の11日、北海道福島町では、力自慢の女性たちの相撲大会が開かれました。
千代の山・千代の富士の横綱2人を生んだ福島町の「女だけの相撲大会」。
北海道内はもちろん、遠く東京や兵庫などから59人の力士が熱戦を繰り広げました。
2024年、優勝した「まこデラックス山」。
強い立ち合いで5度目の優勝を狙いますが、いきなりの番狂わせで、同じ福島でも福島県からやってきた初出場の麻炎(あさほむら)に敗れ土がつきました。
まこデラックス山
「気持ち切り替えて来年も頑張ってこようかと」
大注目の決勝戦は、北海道鹿部町の彩聖丸(あやせまる)対麻炎。
3度目の出場の彩聖丸は過去2回準優勝。
今回は、家族や近所の子ども達が手作りのうちわで応援の風を送ります。
1分23秒の長相撲の末、「下手出し投げ」を繰り出した彩聖丸が、3度目の正直で悲願の横綱に昇進しました。
初優勝 彩聖丸(27・鹿部町)
「母の日だし親に恩返し出来たらという気持ちが強かった。(母が)泣いている顔をみて…いつもありがとうという気持ち」
彩聖丸の母
「2回目は準優勝で最後の最後に優勝できてとても嬉しい」
準優勝の麻炎(52・福島県)
「やっぱ強かった何も出来ませんでした。年も年なんですけど相撲やってたら(来年も)是非参加したい」
麻炎の娘
「負けて悔しかったけど2位だったから嬉しい」
優勝した彩聖丸には賞金10万円、米10キロなど15点の副賞が贈られました。