【日本ハム】2軍本拠地を千葉県鎌ケ谷市から札幌圏へ移転する意向を表明 6自治体と情報交換 2030年めどに開業予定と球団が発表
2025年07月07日(月) 10時35分 更新

北海道日本ハムファイターズは7日、2軍の本拠地を千葉県鎌ケ谷市から北海道の札幌圏に移転する意向であることを発表しました。
7日、北海道日本ハムファイターズは記者会見で、2軍の本拠地を札幌圏に移転する意向であることを明らかにしました。
現在、2軍の本拠地は千葉県鎌ケ谷市にある「鎌ケ谷スタジアム」ですが、1軍と2軍の距離など中長期的な「チーム強化」を理由に、北海道北広島市の「エスコンフィールドHOKKAIDO」に近い、札幌圏への移転を目指すということです。現在の2軍本拠地「鎌ケ谷スタジアム」
候補地として、ファイターズは、札幌市、北広島市、恵庭市、江別市、千歳市、苫小牧市の6つの自治体とプロジェクトに関する情報交換をしていて、「エスコンフィールド」や新千歳空港とのアクセス面、行政との連携などの総合面で判断していくということです。画像提供ⒸH.N.F.
関連施設はメインスタジアムのほか、サブグラウンド、室内練習場、選手寮を想定しています。2軍本拠地の完成イメージ
また、周辺には商業施設や住宅、宿泊施設の開発を想定しながら検討していくということです。
記者会見に出席した栗山英樹CBOは「すべてに対して、どこにもない世界一の施設を作る。そのお願いをしたい」とコメントしました。
新たな2軍本拠地は、2027年ごろまでに自治体と協議を進め、2030年をめどに開業予定です。
この発表を受けて、鎌ケ谷市の芝田裕美市長は、「移転意向表明に至ったもっとも大きな理由は1軍と2軍の距離がありすぎ、チーム運営に支障が出ていることとの説明を受け、やむを得ない部分があるのは理解していますが、私としては、今回の移転意向表明を受け、大変残念で、寂しく思っています」とコメントしています。