強い毒性で危険な「バイカルハナウド」に似た植物、北海道大学キャンパスに続き札幌で発見か 白石区のサイクリングロード付近に約40株 立ち入り禁止に
2025年07月03日(木) 17時50分 更新
危険な植物バイカルハナウドらしき植物が、また札幌市で見つかりました。
木下純一郎ディレクター
「毒性の疑いがあるバイカルハナウドによく似た植物があると通報があった白石区の現場です。現在立ち入り禁止となっていて、植物もすでに刈られています」
西アジア原産の「バイカルハナウド」は強い毒性があり、触ると激しい皮ふ炎を引き起こします。
これまで国内では確認されていませんでしたが、6月に北海道大学の構内で、よく似た植物が見つかっていました。
7月1日に新たに見つかったのは、白石区東札幌1条6丁目のサイクリングロード付近で、バイカルハナウドに似た植物が40株ほど生えていました。
付近の住民
「『ニュースでやってるのと似たようなのが生えてるな』くらいに思っていたが、まさかこんなところに生えてるとは思っていなかった」
「そこの保育園の子がいつも茂みのところで遊んでいるから大丈夫だったかねって(夫と)言っていた」
札幌市が調査した結果、高さ2メートル前後の草丈、白い小さな花が傘のように集まり、茎に細かい毛があるなど、バイカルハナウドと特徴が似ていたため、根元から刈り取りました。
3日からは公園や道路の緑地帯などに同様の植物がないか緊急点検を行っています。
札幌市は、見つけた場合には絶対に触らず、写真を撮って環境共生担当課へメールで送るよう呼びかけています。
■札幌市環境共生担当課 kakkou@city.sapporo.jp