釧路で32.6℃ 今年の北海道最高気温更新…22地点が真夏日で13人が熱中症疑いで搬送 車内の温度急上昇にも注意
2025年06月18日(水) 16時26分 更新
18日の北海道内は2025年一番の暑さとなりました。
この時期注意しなくてはならないのは熱中症です。
18日は北海道東部を中心に気温が上がりました。
日中の最高気温は、北海道釧路市中徹別で32.6℃と、2025年の北海道内の最高気温を更新。
北海道北見市でも30.1℃となるなど、北海道内22地点で真夏日となりました。
北見市民
「じりじりした暑さで、ちょっと暑いの苦手なので…。きょうは暑かったから涼しい格好してきた」
水遊びをする兄妹は、サングラスに帽子、首には冷感グッズと暑さ対策バッチリです。
この暑さの中、伊達市で草刈り中の89歳の女性など少なくとも北海道内で13人が熱中症の疑いで病院に運ばれています。
そして、こんな場所も熱中症の危険性が高まります。
JAF札幌支部 安藤純一さん
「過ごしやすい気温でも、車内は意外と高温になるので気を付けてほしい」
こちらはJAF=日本自動車連盟が行った実験の映像です。
気温約23度で晴れの日、エンジンを切り、窓は閉め切っています。
車内温度25度から計測を始めると…
大型SUVの車内は、わずか10分で33℃以上になりました。
そして40分後には、41度を超えて危険な暑さとなっていました。
車内の熱中症では2022年、静岡県で通園バスに3歳児が約5時間置き去りにされ、死亡しました。
園児は服を脱ぎ捨てた状態で発見され、体温は40℃に達していました。
JAFが行ったアンケートによりますと、「子どもを車内に残したまま車を離れたことがある」と答えた親は、54.9パーセントと半数を超えました。
その理由としては「すぐに車に戻ることができる」が最も多く、次いで「子どもが寝てしまった」、「子どもが降りるのを嫌がる」があげられました。
JAF札幌支部 安藤純一さん
「車内に子どもやペットを残す行為は、どんな理由があっても、少しの時間でもリスクが高い。必ず避けてほしい」
厳しい暑さは19日も続く見込みで、こまめな水分補給や休憩をとるなど熱中症対策が必要です。