北海道のニュース

クマへの警戒態勢の中、新学期がスタート「早く駆除して欲しい」学校は保護者に自家用車での送迎を要請 初山別村では中学校裏に電気柵を設置

2025年08月25日(月) 18時14分 更新

北海道の多くの小中学校では25日から2学期がスタート。クマの出没が相次ぐ地域では緊張感が漂う新学期となりました。

麻原衣桜 記者
「きょうから新学期となり児童たちはクマによる被害を防ぐため、保護者の車に乗って登校しています」



江差町教育委員会は、町内でクマによる食害が相次いでいることから小中学生がいる保護者に自家用車での送迎を要請しました。

江差町では、家庭菜園などのスイカが食い荒らされる被害が8月だけで20件以上発生していて、24日から25日朝にかけても町内2か所でクマが目撃されています。



江差町民
「クマは恐ろしい。早く駆除してほしい」
「(生ごみを)クーラーボックスに入れて当日の朝に出すようにしている」



一方、20日に始業式を迎えた初山別中学校では、式の当日に中庭を歩くクマが目撃されました。



23日には、中学校のそばにある神社の敷地でも目撃され、その後、中学校の敷地に移動したクマにハンターが発砲。

弾は、クマのでん部付近に命中しましたが、クマはそのまま山の方に逃げて行きました。

村は、25日中学校と裏手の林の間に約250メートルにわたり電気柵を設置。

中学校では、登下校時の生徒の送迎を引き続き、保護者に要請しています。

北海道ニュース24