「まさに断腸の思い」自民党北海道4区の中村裕之氏が選挙区を公明党に譲る方針 “比例区で優遇”党本部の森山幹事長も了承 『自公連携の象徴区』は道4区に
2025年05月31日(土) 20時55分 更新

北海道4区の自民党支部は5月31日、札幌市で総会を開き、次の衆議院議員選挙で公明党候補に選挙区を譲る方針を固めました。
中村裕之 道4区自民党支部長(5月31日)
「小選挙区を譲るのは、まさに断腸の思い。それは支援者にとっても同じ思いだと思う」記者団の取材に答える中村裕之氏(5月31日)
総会後の会見で、支部長の中村裕之衆議院議員は、道議時代から22年間選挙区としてきた後志を含む北海道4区を『自公連携の象徴区』として、公明党の候補へ譲る考えを示しました。前回の衆議院選挙時の中村氏(2024年)
中村氏は5月25日、自民党本部の森山幹事長に対し、公明党の支援にまわる代わりに原発再稼働など、自身が進めてきた政策の推進を求めました。前回の衆議院選挙時の中村氏(2024年)
また、後援会から意見が出た比例区での優遇条件も求めていて、森山幹事長は「承知した」と述べたということです。前回の衆議院選挙時の中村氏(2024年)
31日の総会では、反対の意見も出ましたが、中村氏は今後「叱られながら励まされながら理解を得ていきたい」として、選挙区をまわる考えを示しました。自民党道連の定期大会に出席した中村氏(5月25日)