“お中元”離れが増加?65%が「贈らない」というアンケート結果も 上司に感謝を伝える…初めての“お中元”に密着
2025年06月18日(水) 16時26分 更新
夏の贈り物文化はいったいどこに?
“お中元”あなたは贈る?贈らない?はじめてのお中元に同行しました。
■“お中元”贈っていますか?
マチの声
「贈っています。本州にいる兄弟に贈っています。40年くらいずっと」
「娘とか孫とかに。この時期はアイスクリームみたいなものを」
金城茉里奈アナウンサー
「大丸札幌店のお中元ギフトコーナーです。もらいたいですね。立派なメロンだったり、北海道らしい野菜アスパラや、おいしそうな海産物も並んでいます」
会社の上司や遠い親戚など、日ごろお世話になっている方に感謝の気持ちを伝える”お中元”。
2025年も、お中元商戦がスタートしました。
大丸札幌店 販売促進担当 中尾泰輔さん
「店頭には100種類くらい、ネット販売も含めると約3000種類を取り扱っています。猛暑の影響もあって、そうめんやゼリーが人気があります」
そんな熱い夏に相手を気遣う文化、お中元。なんですが…。
大丸札幌店 販売促進担当 中尾泰輔さん
「全国的にみると、お中元を贈る方は減っています」
アンケート調査でも、贈らない人が半数以上と、お中元離れが進んでいるんです。
■贈らない人の意見
50代女性
「昔は贈っていましたけど、会社の中でお中元の風習がなくなってきた」
30代女性
「家族間で贈り合うというイメージ。まだ私は独り身なので、ひとりどうしだと、贈っていいのかなという気持ち。」
高校3年生の女性
「(お中元が)わからないです。」
■贈る人の意見
80代女性
「(お中元を)卒業しようよという話も出ますけど、お互いに安否確認というか、元気という話が大事かなと思って続けています」
男性
「身内には贈りたいと思っている。孫たちが健やかに育っていってほしい。(贈ると)喜ぶんですよ」
■初めての“お中元”贈りに密着
番組が声をかけたのは、インタビューを受けて頂いた札幌市のIT会社で働く平木沙織さん。
仕事終わりに協力してくれました。
お中元を選ぶのはもちろん初めて。お中元を贈る相手とは?
平木沙織さん
「会社でお世話になっている上司に贈ろうと思うんですけれども・・・」
贈るのは会社の上司の村上友紀さん。
以前は、平木さんの勤めていた会社の取引先でしたが、今は同じ会社の上司と部下という関係で、お世話になっているそうです。
平木沙織さん
「ご家族もいるので、ゼリーにしようと思っています」
「初めて買って、私もドキドキウキウキしているので、このまま上司に届けたいと思います」
はじめてのお中元、喜んでもらえるのでしょうか?
平木沙織さん
「こんばんは。突然で申し訳ないですけど、感謝の気持ちを伝えに」
上司
「感謝の気持ちですか?」
平木沙織さん
「私、人生で初めてお中元を贈ることに決めまして、誰に贈ろうかなと考えたときに、村上さんに一番最初に上げたいなと思いまして」
上司
「やっぱりそうなっちゃうよね」
「うわー!ゼリーだ!」
平木沙織さん
「相手のことを思って選んだものが、受け取って喜んでもらえるってのは、『贈ってよかった』という気持ちになる」
上司
「取引先の時代から付き合いをしてきた彼女が部下となって贈り物をいただけるのは、上司冥利に尽きますね」
お中元の相場としては3000円~5000円と、相手に気を遣わせない金額が一般的なようです。
LINEやメールだけでは伝えきれない感謝の気持ちを“お中元”として贈ってみてはどうでしょうか。