【北海道も40℃に迫る記録的な暑さに】気象予報士解説 太平洋高気圧の形が「ある動物」に似てくると全国的な猛暑のサインに 熱中症に警戒を
2025年07月21日(月) 20時13分 更新

21日は「海の日」です。
こちらは、22日(火)夜9時の予想天気図ですが、ここにも海にちなんだ「ある動物」が隠れています。
クジラです。
太平洋高気圧がクジラの胴体で、日本海に張り出した部分が「尾びれ」です。何となく分かりますか?
気象予報士の間では「クジラの尾型」と言われていて、太平洋高気圧が日本海まで勢力を強めるこの形は全国的にも「猛暑」になる
サインなんです。
この状態は、木曜日頃まで続きます。
ちなみに、22日の北海道には前線がかかるため、にわか雨にも気を付けて下さい。
今後の札幌、旭川、北見、帯広の予想最高気温です。札幌は水曜日に今年初の35度の猛暑日に。
北見や帯広は木曜日まで猛暑日が続き、特に水曜の北見は38度と、40度に迫る記録的な暑さになります。
北海道の7月の気温の記録は38.4度、北海道の年間の気温の記録は39.5度で、それを超えるおそれもあります。
今週は扇風機やエアコンを積極的に使うなど、少しでも涼しい環境で過ごし、こまめに水分補給をするなど熱中症に警戒をしてください。
■児玉晃 HBCウェザーセンター・気象予報士
鳥取県出身。福祉大学で介護福祉士の資格を取得。 「タモリ俱楽部」がきっかけで気象予報士を取得。2008年から北海道で天気の仕事に携わる。 テンションも声も高めで天気の解説に熱が入りすぎてしまうことも。天気予報が減災に繋がるよう日々奮闘中。