アイヌ遺骨が小樽市の団体に返還される 1878年以降に墓地から掘り起こされた遺骨19体「盗掘した側が墓地とかも整備してくれたら」
2025年07月14日(月) 16時50分 更新
北海道白老町にある民族共生象徴空間「ウポポイ」に保管されていたアイヌ民族の遺骨が、14日小樽市の団体に返還されました。
アイヌ民族らでつくる団体「インカルシペの会」に返還されたのは、1878年以降に今の小樽市周辺で見つかったアイヌ民族の遺骨19体です。
遺骨は「研究用」として墓地などから掘り起こされたもので、東京大学などで保管されたのち、ウポポイの慰霊施設に集約されていましたが、団体からの申請を受け14日返還されました。
慰霊施設からの返還はこれが2例目です。
・インカルシペの会・安ケ平拓也副代表
「まずはお帰りなさいと。盗掘されたものですから、盗掘した本人側がすべてお金を払って墓地とかも整備してくれたら」
遺骨は25日に小樽市内の墓地に埋葬されます。