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災害時に強い複合ビル「命を守る」免震・発電装置、オープンスペース240人×3日分の食料備蓄『ライラックスクエア』札幌・中島公園近くに10月オープン

2025年07月25日(金) 22時00分 更新

 災害が起きたとき、利用者だけでなく、付近の住民の命も守るという複合ビルが、札幌市に完成し、25日、その内部が公開されました。

札幌市の中島公園近くに6月完成した「ライラックスクエア」。



商業施設やホテル、オフィスが入る予定の複合ビルで、災害への強さも特徴の一つです。



竹中工務店設計部 浅井勇太さん
「ゴムを挟むことで柔らかく大きく揺れる。これが免震の建物の特徴」

震度6強の揺れでも建物の変形や倒壊を防ぐという免震装置が採用されています。

荒木颯太記者
「2階に設置された大きな箱は非常用発電機です。停電時にもガスや液体燃料で2週間分の電気がまかなえます」



屋上には人命救助や物資の輸送のためのヘリポートが。



また、誰でも入れるオープンスペースの1階と2階は、災害時に240人が3日間生活できる食料も備蓄されます。



アクサ・リアルエステート 早藤嘉彦さん(ヘッドオブジャパン)
「安心・安全・快適性をコンセプトにしていて、『ライラックスクエアここだよね』と認識してもらえるビルになってほしい」



いざという時の強い味方にもなる複合ビルは、10月1日オープンです。

北海道ニュース24