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参院選大敗の責任は自民党?石破総理?自民党総括の素案が明らかに…給付金、裏金、不適切発言 専門家「石破さんが勝ち抜ける可能性が出て来る」

2025年08月29日(金) 21時35分 更新

28日、北海道札幌市を訪れた岸田前総理。自民党を取り巻く状況をこう表現しました。

岸田文雄元総理
「自民党はもう要らないなどと言われている中にあっても、自民党の存在感を示すとしたならば、どういう方向性を示すべきなのか。
こういったことをしっかり考えていくことは、重要であると思っています」



7月の参院選で歴史的な大敗を喫した自民党。

衆議院に続いて、参議院でも少数与党になったのは戦後初めてでその不満は今、党内の「石破おろし」になって吹き荒れています。

熊谷七海記者
「自民党はなぜ負けたのか?札幌で聞きました。」

札幌市民
「裏金問題とかで国民の信頼を裏切ってしまったのが原因」



「旧態依然というんですか。裏金問題とか国民をなめている」



敗北の要因は、どこにあったのか?9月2日の公表を前に29日、自民党の総括の素案が明らかになりました。

「野党の消費税減税に対する、一律2万円の現金給付」。

「派閥裏金事件などの政治とカネの問題」。

「能登半島地震をめぐる運が良かった発言」などが敗因だったとしています。



北海道文教大学 宮本融教授
「自民党の議員さんが思っているよりはおろしづらい。私は8割くらいの確率で石破総理は延命すると思っています。特に自民党の支持者が石破の問題じゃない、あんたたち全体の問題なんだと、支持者の声を聞いた人たちはおいそれと総裁選の前倒しに賛成できなくなると思います」



過去、自民党のリーダーが引きずり降ろされる時、政治が動く歴史があります。

森喜朗総理(2000年)
「日本の国まさに天皇を中心にしている神の国であるぞと」



2001年の「森おろし」では「神の国発言」や「えひめ丸事故」の対応のまずさで支持率が急落。



さらに加藤派・山崎派の64人が造反の動きを見せました。

加藤の乱(2000年)
「大将なんだから1人で突撃なんてダメですよ」

倒閣は、失敗したものの当時、権力から最も遠かった小泉純一郎氏が表舞台に躍り出るきっかけになったのです。

北海道文教大学 宮本融教授
「たとえば幹事長に農政の継続という話をしている小泉進次郎さんとか、実質的に小泉・石破連合ができたときに、総裁選が前倒しされたとして、石破さんに勝ち抜ける可能性が出て来る」



週明けの2日に参院選の総括が正式にまとまれば臨時の総裁選を求める国会議員らが8日に書面を提出することになりそうです。

決め手を欠いたままの「石破おろし」の攻防は、来週、佳境を迎えることになります。

北海道ニュース24