体長約2メートル、体重218キロのヒグマ1頭駆除 未明の住宅街 新聞配達員を襲った個体かどうかDNA型鑑定へ 北海道福島町
2025年07月18日(金) 12時00分 更新
男性がヒグマに襲われて死亡した北海道南部の福島町で、18日未明、ヒグマ1頭が駆除されました。
体長約2メートル、体重は218キロあり、男性を襲ったヒグマかどうか今後、確認を進めます。
馬場佑里香記者
「きょう未明、あちらの林の中でクマ1頭が確保されました」
福島町月崎の住宅街では、18日午2時前に目撃情報があり、捜索していたハンターが午前3時半ごろ猟銃を2発発砲し、1頭を駆除しました。
福島町民
「町の防災無線が鳴って『月崎付近に(ヒグマが)いるので出ないでください』と…そのあとしばらくして銃声がして」
「やっぱりほっとしていますね。1頭でない足跡だからまだ不安」
福島町 鳴海清春 町長
「(ハンター)が直接外形を見ているので(襲ったクマとは)大きさが違う」
福島町によりますと、ヒグマは体長約2メートルで、体重は218キロ、8歳から9歳のオスです。
町では、少なくとも2頭のヒグマが目撃されており、駆除されたヒグマが男性を襲ったのと同じ個体かどうか、DNA型鑑定をする予定です。
■【生中継】ヒグマ1頭が駆除された福島町から
クマが駆除された月崎の住宅街から麻原衣桜記者が報告します。
安全を確保するため車の中からお伝えします。
男性が死亡してから19日で1週間です。
18日午前3時半ごろ、今、目の前に見えている住宅の奥の草藪でヒグマが駆除されました。
こちらは直後に撮影された映像です。
住宅の前に止めた軽トラックに横たわったヒグマが乗せられ、処理施設に運ばれていきました。
近くに住む人からは
「住宅街で2度銃声が聞こえたので驚いた」「ひとまず安心したが、2頭いるので油断できない」などと、安どと不安が入り混じった声が聞かれました。
警察は引き続き不要不急の外出を控えるよう呼びかけています。