男性を襲ったクマの捜索 新たな痕跡見つからず 住民「獣を威嚇するような声」「人を襲うのは初めてでは」道はヒグマ警報を出し不要不急の外出を控えるよう呼びかけ
2025年09月27日(土) 17時40分 更新
26日夜、札幌市西区の公園で男性がクマに襲われけがをしました。警察やハンターが27日朝から付近を捜索しましたが、クマの痕跡はみつかっていません。
熊谷七海記者(27日午前9時)
「閑静な住宅街にあるこちらの公園にクマが現れました」
26日午後8時ごろ、札幌市西区の平和丘陵公園で犬の散歩をしていた43歳の男性がクマに襲われ、右腕に深い傷を負いました。
命に別条はありません。
警察によりますと、男性は親子とみられる2頭のクマに遭遇して襲われたあと、近くの家に逃げ込んだということです。
近隣住民(27日午前9時)
「獣の威嚇するような声は聞いていた」
「この辺にクマがいるのは知っていた。でも人を襲うのは初めてじゃないかな」
一夜明け、27日朝も警察やハンターなどがおよそ20人態勢で男性を襲ったクマを探しましたが、27日の捜索で新たなクマの痕跡はみつかっていません。
ヒグマによる人身被害を受け、道は札幌市西区にヒグマ警報を出し、夜間や早朝の不要不急の外出を控えるよう注意を呼びかけています。