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未明の寺に忍び込み、さい銭箱をのぞき込む…函館の寺の防犯カメラに一部始終 建造物侵入の疑いで49歳男を逮捕  

2025年05月01日(木) 16時45分 更新

 さい銭箱を狙って、未明の北海道函館市の寺に侵入した疑いで、49歳の無職の男が逮捕されました。
防犯カメラには犯行の一部始終が映っていました。

夜が深まり、マチも寝静まった4月26日午前2時20分、男が入ってきました。



周囲を見渡して、向かったのは…さい銭箱です。

中を確認しているのでしょうか。



手慣れた様子で、さい銭箱をのぞき込んでいるのも確認できます。

麻原衣桜 記者
「男は真っ暗な中ライトをつけずにこちらでさい銭箱の中を覗き、そのまま何もすることなく奥のさい銭箱へ向かっていったということです」

被害に遭ったのは函館市の外国人墓地の近くにある「延命山地蔵寺」。



侵入から約10分、寺の住職の通報を受け駆けつけた警察官に建造物侵入の疑いで逮捕されたのは、函館市に住む49歳の無職の男です。



寺の本堂は普段、鍵をかけていましたが、この日は屋根の雨漏りを修理する業者が出入りできるように入口の鍵を開けていたといいます。



延命山地蔵寺 永井正人住職
「警察の方曰く素人の犯行ではないじゃないかと。指紋が付かないように手袋を使っていたと聞いた」

寺では、過去にも何度かさい銭泥棒の被害に遭ったため防犯対策を強化。

今回、センサーが男の侵入を感知し、深夜にもかかわらず犯行に気がつくことができたと言います。

延命山地蔵寺 永井正人住職
「(被害に遭う)頻度は目に見えて減ってきています。どうせ来るなら手を合わせに来てほしい」



警察は、男が金品目的で寺に侵入したとみて動機や余罪を調べています。

北海道ニュース24